font check · 推しゴ (oshigo) · ffont.jp

推しゴは YouTube のテロップに使えるか

結論: 決めゼリフ・煽り・サムネの飾り文字としては強い。ただし台本をそのまま流す本編テロップには向かない。入っている漢字が 121 字しかなく、それ以外の漢字は自動で別のフォントに置き換わるので、1 行の中で文字の形が混ざる。
121
入っている漢字の数
ふつうの日本語の文には足りない
¥0
価格(商用利用も可)
映像・web・印刷物に使える
32
おまけのアイコン
ハート・王冠・音符・指ハートなど
evidence

まず実物 — テロップの位置に置くとこう見える

下は配布元の見本の文字を、そのまま 16:9 の画面のテロップ位置に置いたもの。上が「ふつうの文を流した場合」、下が「ひらがな中心の短い言葉にした場合」。

黒い画面の下部にテロップ。漢字だけ形が違うことを赤枠で示している
赤枠の 6 文字(山・川・風・吹・空・光)が別のフォントに置き換わったところ。まわりのひらがなは太くて丸い手描き風なのに、赤枠の中だけ細くて角ばっている。この差が 1 行の中に出る。
黒い画面の下部に、全部同じ書体で表示されたテロップ
こちらは全部この書体で出ている例。ひらがな中心で、漢字も入っている 121 字の中(遠・見)に収まっているため、形が揃う。太くて白フチが付き、遠くからでもよく読める。
why

なぜ混ざるのか — 同じ見本の中で比べる

下の 2 文字は、どちらも配布元が出している同じ 1 枚の見本画像から切り出したもの。左は推しゴ本体の字、右は入っていないので別のフォントに差し替わった字。

推の字。太く丸みがあり手描き風
— 推しゴの字。太く、角が丸く、線に手描きの揺れがある
朝の字。細く角ばった標準的な書体
— 入っていないので別のフォント。細く角ばっていて、揺れがない
動画編集ソフトは、フォントに無い文字を勝手に別のフォントで埋める。編集画面では気づきにくく、書き出してから「なんか文字が揃ってない」となりやすい。
注意121 字がどの漢字なのかは公開されていない。使いたい言葉は、テロップに入れる前に一度打って形を見るのが早い。
fit

使い方ごとの向き・不向き

使い方判定理由
台本をそのまま流す本編テロップ漢字が置き換わって形が混ざる。手描き風の揺れもあり、長い文だと読み疲れる
決めゼリフ・ツッコミ・効果音の飾り「やばい」「かわいい」のようにひらがな・カタカナ中心なら全部この書体で出る
推し活・アイドル・ゲーム実況の応援演出もともと応援うちわ用に作られた書体。おまけのアイコンもそのまま効く
サムネイル・コーナータイトル短い言葉ならよい。使う漢字が出るかどうかを毎回確かめる必要がある
解説・企業案内など落ち着いた動画かわいさが強く、内容の印象を持っていってしまう
recipe

使うならこの順番

  1. 出す言葉を、ひらがな・カタカナ中心の短い一言にする(「まって」「やばい」「かわいい」)
  2. 漢字を使うときは、テロップに入れる前に一度打って形が変わらないか見る
  3. 白フチと影を必ず付ける。もともとフチが付いた状態を前提に作られた書体で、フチ無しだと背景に負ける
  4. 本編テロップは別の書体にして、推しゴは全体の 1〜2 割の飾りに抑える
pair

本編テロップ側に置く相棒

推しゴを飾りに使うなら、文章を流す側は漢字が全部入っている書体にする。どちらも無料で商用利用できる。

フォント入っている漢字向く場面
ラノベPOP v2約 1 万字。ふだん使う漢字はほぼ全部ポップさを残したまま本編テロップを全部まかせたいとき
Noto Sans JP / 源ノ角ゴシック の一番太いものほぼ全部読みやすさ優先。どんなジャンルでも外さない定番
組み合わせ例: 本編テロップ = ラノベPOP v2 / 決めゼリフとサムネ = 推しゴ。太さの方向が近いので並べても浮きにくい。
terms

入手とルール

項目内容
配布BOOTH「アトリエこたつ」/ 無料(¥0)/ ダウンロードには BOOTH のログインが要る
形式OpenType。Windows・Mac 両対応
できること商用利用可。印刷物・立体物・web・ゲーム・映像・電子書籍・LINE スタンプ。変形や加工もしてよい
できないことフォントファイルの譲渡・再配布・販売。LINE の絵文字。人を傷つける目的での利用
配布元の見本をそのまま見る(3 枚)
推しゴのロゴとアイコン
配布ページの表紙。ハート・王冠・音符などのアイコンが付属する。
付属アイコン32個の一覧
付属アイコン 32 個。この見出し文は漢字も含めて全部この書体で出ており、揃うとこう見える。
推しゴの文章見本
ffont.jp の文章見本。ここでも漢字だけ細く角ばっており、置き換わっているのが分かる。
この判定の前提フォント本体はこの PC に入れていない(無料だが BOOTH のログインが要るため)。判定は配布元と紹介サイトの見本画像から読み取ったもの。文字が混ざる現象は、配布元が出している見本そのものに出ている。実際に入れて試したいなら、上の手順 2 の確認だけ先にやれば足りる。